About 11 SAUNNERS & SAUNA 2025.11.11 11:11 Totonoe no hi
Saunner of the Year(サウナーオブザイヤー)とは、サウナで汗をかくだけに留まらず、“プロサウナー”としてサウナのために汗をかき、サウナ啓蒙活動に貢献した11名(団体・企業)を、毎年11月11日「ととのえの日」に発表・表彰。
「SAUNACHELIN」とともに2018年に誕生し、今年で8年目を迎える。様々な業界のプロサウナーが審査委員となり、日本国内で、新たなサウナの価値を導き出し、サウナ文化の発展と向上のために尽力している個人・団体を表彰します。
※五十音順・敬称略
- Saunner of the Year - Writer - Ryoko Iwata -
- Saunner of the Year - Writer - Ryoko Iwata -
サウナ文化を「書く・見極める・語る」という三つの側面から支えてきた文筆家。7月には海外サウナ旅を記録した著書『週末海外サ旅』を刊行。これまでに『週末フィンランド』『HAVE A GOOD SAUNA!』『ちょっとサウナ行ってきます』など数多くの書籍を通じてサウナの魅力を発信してきた。
Aufguss Championship JapanやSauna Herbal Cupの日本大会・ノルウェー大会で審査員を務め、競技サウナの最前線にも立つ。さらに清水みさと氏と共にポッドキャスト番組『ひとまず今日もいい日』で日常に寄り添う発信を続けるなど、多角的な活動でサウナ文化の深化と裾野の拡大に貢献している。
- Saunner of the Year - Fes - OSAKA SOUND BARTHE -
- Saunner of the Year - Fes - OSAKA SOUND BARTHE -
2025年9月27〜28日、大阪・名村造船所大阪工場跡地(クリエイティブセンター大阪)を舞台に開催された国内最大級のサウナフェス。「大阪サウナDESSE」と「京都サウナ大作戦」のプロデューサーがタッグを組み、サウナ×音楽×お笑いを融合させたかつてないスケールのイベントとして熱狂を集めた。さらに、大阪サウナDESSEの期間限定2号店として「北加賀屋 MULTI BARTHE」も同会場にオープンし、「全感覚サウナ」という新しい体験の形を提示。あらゆる枠を越え、サウナカルチャーの可能性を拡張する挑戦は、まさに前例のない一歩となった。
大阪サウナDESSE / OSAKA SOUND BARTHE
共催 : 千島土地株式会社
運営 : SAUNA NO TSUDOI
- Saunner of the Year - Producer - Naoki Kawata -
- Saunner of the Year - Producer - Naoki Kawata -
サウナを通じて日本のビジネスシーンの活性化を目指す企業連合「JAPAN SAUNA-BU ALLIANCE」の共同代表として、企業・自治体・個人をつなぐハブとなり、サウナ文化の広がりと深化を牽引してきた、通称・カワちゃん。スカイスパYOKOHAMAでは世界初の「コワーキングサウナ」を設計監修し、The Hive、くらすサウナつるぎ、あかざる神楽坂SAUNAなど多彩な施設をプロデュース。
2025年には著書『シン・サウナ』を刊行し、企画者・編集者的な視点と行動力で、サウナの可能性を社会へと押し広げている。
- Saunner of the Year - Sauna Producer - SAUNA OU -
- Saunner of the Year - Sauna Producer - SAUNA OU -
「サウナ王」の名で知られる温浴コンサルタント・サウナプロデューサーとして、日本のサウナ文化の礎を築いてきた存在。30年以上にわたり全国のサウナを巡り続け、その現場感覚と知見をもとに、「かるまる池袋」(東京・池袋)、「湯らっくす」(熊本・熊本市)、「HARE-TABI SAUNA」(神奈川・横浜)、「バーデンガーデン」(埼玉・所沢)といった名だたる施設を次々とプロデュースしてきた。
2025年には「さふぃスパ舞子」(兵庫・神戸)や「SATOYAMA TERRACE」(千葉・富津)など新たな施設も手がけ、サウナの未来を切り拓き続けている。サウナ黎明期から現在に至るまで文化を牽引してきたその歩みは、まさにレジェンドの名にふさわしい。
- Saunner of the Year - Gadget - Sadokei -
- Saunner of the Year - Gadget - Sadokei -
カシオ計算機が開発した、サウナ専用に設計された腕時計「サ時計」。耐熱・耐湿性能や「サウナモード(12分計)」などサウナー目線の機能を搭載し、サウナの新たな楽しみ方を提案した。
クラウドファンディングでは約2200台がわずか9分ほどで完売、約2176万円を集める大反響を記録。サウナ検索サイト「サウナイキタイ」協力によるスペシャルモデルも話題を呼んだ。そして2025年10月17日、満を持して一般販売が開始され、日常の腕元からサウナ文化を拡張する存在として注目を集めている。
- Saunner of the Year - Aufgussmeister - Shake Noko -
- Saunner of the Year - Aufgussmeister - Shake Noko -
人気アウフギーサーの鮭山未菜美とのこのこ窪田がタッグを組み、「しゃけのこ」として国内外の舞台で快進撃を見せた。国内トップアウフギーサーたちが技を競い合う「Aufguss Championship Japan 2025」で団体優勝を果たし、イタリアで開催された世界大会「Aufguss WM 2025」では堂々の5位入賞。競技シーンを牽引する圧巻のパフォーマンスでファンを魅了した。
さらに大会直後の9月25日には結婚を発表し、「最強アウフグースコンビ」から「最強アウフグース夫婦」へ。サウナカルチャーに新たな物語を刻み込んだ。
- Saunner of the Year - Mayor of Fukuoka - Soichiro Takashima -
- Saunner of the Year - Mayor of Fukuoka - Soichiro Takashima -
行政トップとして、サウナ文化の可能性に早くから着目し、都市の魅力創出や地域経済の活性化といった観点からその価値を捉えてきた福岡市長。
2023年には福岡市公衆浴場法施行条例が改正され、水着などで利用する浴室(テントサウナ等)を備えた施設について、市長が衛生や風紀上問題がないと認めた場合に混浴などに関する基準を緩和または適用除外できる仕組みが導入されるなど、民間の新たな挑戦を後押しする規制緩和が進められた。民間事業者との連携や情報発信にも積極的に取り組み、行政として文化の土台を支える姿勢を示してきたことは、福岡をサウナ都市として全国的に注目される存在へと押し上げている。
- Saunner of the Year - Actress - Rena Takeda -
- Saunner of the Year - Actress - Rena Takeda -
雑誌『Popteen』でモデルとしてデビューし、2015年には『週刊ヤングジャンプ』表紙や映画『暗殺教室』出演をきっかけに俳優としてのキャリアをスタート。サウナの魅力を伝える雑誌『SAUNA BROS.』では創刊号からすべての号で表紙を飾り、サウナ文化の象徴的な存在として注目を集めてきた。
デビュー10周年を迎えた2024年の12月には、サウナ発祥の地フィンランドで撮影した写真集『SISU』を発表。節目の記念作にもサウナへの思いを込め、カルチャーと共に歩み続けている。
- Saunner of the Year - Architect - Makoto Tanijiri -
- Saunner of the Year - Architect - Makoto Tanijiri -
建築とサウナを交差させる表現者として、SUPPOSE DESIGN OFFICEの共同代表としても活躍し、数々の空間を生み出してきた建築家。自社ビル「猫屋町ビルヂング」に2023年オープンした「Hiki stargazing sauna」では、街の中で空と静寂に包まれる瞑想的な体験を設計。「DAICHI silent river」では自然素材を活かした茶室のような小屋サウナに加え、樹上で熱と風を浴びる唯一無二のツリーサウナを手がけた。
さらに2025年10月開業の鎌倉「御成桑拿」では、地域性を映した建築と蒸気演出を融合させた新たな空間を創出。各地で建築とサウナの融合を追求し、空間そのものを「ととのいの装置」へと進化させてきた。サウナ建築家という新たな領域を切り拓くその姿勢は、体験の本質を建築という言語で描き出している。
- Saunner of the Year - Lifestyle Brand - NOT A HOTEL -
- Saunner of the Year - Lifestyle Brand - NOT A HOTEL -
「ホテルでも別荘でもない、新しい滞在のかたち」を掲げ、建築・デザイン・テクノロジーを融合させた空間を全国で展開するライフスタイルブランド。世界的建築家やトップクリエイターとの協働によって、それぞれの土地の風土や景観と調和する唯一無二の建築を生み出している。
多くの拠点でプライベートまたは共用のサウナを備え、木の香りや自然の風を取り込んだ空間設計とともに、滞在そのものをととのいの体験へと昇華。建築と暮らしの中にサウナを溶け込ませたその挑戦は、ととのうという概念を新たな次元へと導いている。
- Saunner of the Year - Future Sauna Mobility - "Hydrogen Sauna" by HARVIA and Toyota -
- Saunner of the Year - Future Sauna Mobility - "Hydrogen Sauna" by HARVIA and Toyota -
「水素サウナ」
フィンランドのサウナメーカーHarvia Plcとトヨタ自動車株式会社が、世界初となる水素燃焼技術を活用した水素サウナのコンセプトモデルを共同で開発。今年、サウナ文化の本場・フィンランドのユヴァスキュラ市で開催された2つのイベントでそのコンセプトを紹介・実演し、注目を集めた。
そして10月30日〜11月9日に開催された「Japan Mobility Show 2025」(東京ビッグサイト)で、日本初公開となる展示ブースを展開。CO₂を排出せずに柔らかな熱と水蒸気を生み出す革新的な技術で、伝統的なスモークサウナの心地よさを現代のテクノロジーで再現し、モビリティとウェルネスを横断する新たなサウナの未来像を提示した。